エクセルを使っていて、特定の数値が入力されたセルに飛びたい、とか名前を一括で変換したいと思ったことはありませんか?そんな時に便利な検索と置換の機能を紹介したいと思います。
目次
ワイルドカード
検索と置換を使用する時にかなり便利なのがこのワイルドカードです。簡単にいうとあいまいな言葉を検索する時に使えます。いくつかパターンがありますので見ていきましょう。
検索したい文字列 | 検索する文字列への入力例 |
あいす | あ*す 、*あ*す 、*あ*す* 、あ**す、あ?す 、*あ?す |
アイスクリーム | イ*リ 、イ??リ 、リ? 、スクリ?? |
- ”*”(アスタリスク)は文字数を問わない(0文字でも可)
- ”*”(アスタリスク)は複数入力も可
- ”?”は1文字に付き1文字
検索したい文字列 | 検索されない入力例 |
あいす | ア*す 、?あ*す 、あ??す 、 |
アイスクリーム | イ?リ 、スクリ??? |
- ひらがなとカタカナは区別する
- ”?”は1文字分なのではじめと終わりに入れる時は、超過してはならない(少ないのは問題ない)
- ”?”は間に入れる時は過不足なく入力する必要がある
検索
ホームタブの”検索と選択“の”検索”もしくはCtrl + Fを入力する。
検索と置換ダイアログ

図1のような検索と置換ダイアログがでてくるので、検索タブの検索する文字列に入力して次を検索もしくはすべて検索を選択する。

図2の状態で検索する文字列に”new”と入れて次を検索を選択すると、A2が選択されます。さらにもう一回次を検索を入力するとD2が選択されます。このように順番に検索結果に該当するセルを選択してくれます。
図2の状態で検索する文字列に”new”と入れてすべてを選択を選択すると、 図3のような結果が表示されます。それぞれを選択すると、対象のセルがアクティブになります。

オプションを選択すると、下に展開されて、検索方法の細かい設定ができます。
シート内を検索するかブック内を検索するかを選びます。
行:アクティブセルから横方向に(行ごとに)検索していきます。
列:アクティブセルから縦方向に(列方向に)検索していきます。
数式、値、メモ、コメントいずれを対象に検索するか選択します。
チェックを入れると大文字と小文字を区別します。”A”と”a”を区別します。チェックを外すと 大文字と小文字 を同じと認識して検索します。
例えば図2のセルA2の”New York”を検索する場合、 セル内容が完全に同一であるものを検索するにチェックをいれると、図3の検索のように”new”ではヒットしません。”new york”のようにすべて同じでないとヒットしない検索方法です。見落としがちですが、” ”(スペース)も忘れないようにしましょう。
チェックを入れると、半角文字と全角文字を区別します。見た目ではわかりませんが、スペースの半角と全角も区別します。

置換
ホームタブの”検索と選択“の”検索”もしくはCtrl + Hを入力する。
検索と置換ダイアログ

図5のような検索と置換ダイアログがでてくるので、置換タブを選択して検索する文字列に検索したい文字列を入力し、置換したい文字列を置換後の文字列に入力してすべて置換、置換、すべて検索、次を検索いずれかをを選択します。 すべて検索、次を検索 は検索タブと同様です。その後セルを選択して置換を押すと置換されます。すべて置換を押すと、検索結果の”new”がすべて”old”に変換されます。

オプションを選択すると、下に展開されて、検索方法の細かい設定ができます。
シート内を検索するかブック内を検索するかを選びます。
行:アクティブセルから横方向に(行ごとに)検索していきます。
列:アクティブセルから縦方向に(列方向に)検索していきます。
数式のみを対象とします(検索タブの場合と違うので注意)。
チェックを入れると大文字と小文字を区別します。”A”と”a”を区別します。チェックを外すと 大文字と小文字 を同じと認識して検索します。
例えば図2のセルA2の”New York”を検索する場合、 セル内容が完全に同一であるものを検索するにチェックをいれると、図3の検索のように”new”ではヒットしません。”new york”のようにすべて同じでないとヒットしない検索方法です。見落としがちですが、” ”(スペース)も忘れないようにしましょう。
チェックを入れると、半角文字と全角文字を区別します。見た目ではわかりませんが、スペースの半角と全角も区別します。
まとめ
今回は検索と置換について紹介しました。目的のものを抽出できれば、様々な場面に応用できますし、一括で文字を置換できますので、ぜひ覚えて活用してみてください。